エブリーネット

文章がかなり拙い中学生の頃の記事もありますが、これは戒めです。

グッドコミュニケーション・バッドコミュニケーション

アルバイトを始めてすぐ、勤務先のおば様方と雑談中に「大分弁てどんなんなん?」と聞かれまして…

「そこまで癖のある方言では無いんですよ」と言いつつも、具体的にどう伝えようかと考えたとき、3つの考えが思い浮かびました。

 

✕ 「アイドルマスターシンデレラガールズ」の首藤葵ちゃんって知ってますか? あー分からない…じゃあ「デトロイト・メタル・シティ」読んだことあります?

△ 九州方言には肥筑方言、豊日方言、薩隅方言の3つがあるんですけど、そのなかでも豊日方言にあたりますね。アクセントは北九州と同じ外輪式東京アクセントで、語彙としては宮崎弁にも近いですね。まあ宮崎弁のアクセントは無アクセントなんで全然違いますけど…

◯ 九州弁でも北九州から大分にかけては「瀬戸内弁」で中国四国よりなんですよ。広島や愛媛の言葉を思い浮かべてもらえれば近いと思います。

 

どれが正しいかなんて分かりきったことなので✕△◯を振りましたが、個人的には「△」の会話をやりがちです。とにかく辞書や教科書そのままの定義を言いがち。定義を細かく説明するのは必ずしも悪いことではないのですが、文字でのやり取りではない素の会話では、初見であろう漢語は特に伝わりません。「薩隅」が「薩摩」と「大隅」を指していることなど、字面からは何となく理解できても「さつぐう」という音で分かる人は少ないはずです。

「✕」は流石に冗談なので仲の良い友達にしかしませんが… しかし、少し前にネットで見かけた小学校の「ちくちく言葉」の掲示で「そんな事も知らないの?」というのがあったのにはグサリと来ましたね。よく言いがちなんです。ちくちく言葉か…

 

実際に私が話したことは「△→◯」のような内容だったのですが、「『〇〇じゃけぇ』とか言うん?」と聞かれて、「だいたい近いですね。若い人だったら『〇〇やけん』と言う人のほうが多いですかね」と返せたのでまあ良かったのではないでしょうか。とにかく雑談は講義ではないので「定義」ばかり言ってもしょうがないと改めて思いました。